きみのちいさな手

きみのちいさな手

赤ちゃんのころの君
握ってくれたのが嬉しかった
少し大きくなった君

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そして今の君
いつまで手をつないでくれるかなあ

 

はじめて指を握ってくれた時の感動

産まれて間もないこつぶは本当に小さくて小さくて、手足の動きも意思を持って彼女が動かしている訳じゃない。

なんて不思議な生き物なんだろう、と思いました。

そして同時に、こんな小さな生き物に私が触っちゃっていいのかとちょっと怖かった。

 

そっと指を近づけて、ちょんちょんと小さな小さな手をつついたら、意思のないその手に、きゅ、と反射的に握られた。

 

うわあ、うわあ、うわあ、と心の中で繰り返し叫んでいたのをよく覚えています。

そして大きくなっていく君

あの瞬間だけは絶対に私の中で色褪せていかないんだろうな。

そう思っていたけど、慌ただしい日々の中で色褪せずにいるのは中々難しかった。
だってこの気持ちも指を握ってくれている写真を久々に見返して思い出した。

人間、忘れる生き物だなってつくづく思います。

でもその時の感動は色褪せているけれど、それでもきちんと記憶に残っているし、
少し前に繋いだ手、今この瞬間に繋いでいる手、それぞれが私に喜びをくれています。

 

こつぶは手を繋いでほしいとき、前を向いたまま手を出してきます。
その「握られて当然」という仕草が愛おしくて、愛情伝わってくれてんだなーーーって嬉しくなります。

 

いつまでこうして当たり前に繋いでくれるかなあ、と考えるとまだまだ繋いでいたい母はちょっと寂しくなる。


でも、その時が来たら来たで、この手を繋いでいた記憶はやっぱり色褪せていくだろうけど、その時相応の新たな喜びを私に与えてくれるんだろうな、と思っています。

 

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