お空に行ったきみのはなし~あとがき~
- 2025.05.29
- お空に行ったきみのはなし
- 不妊治療・死産
お空に行ったきみのはなし~あとがき~
※不妊治療、死産についての表現があります。苦手な方は閲覧をお控えください。
また、かばのきは医療従事者ではありません。あくまで私の経験談ですので、医療行為や症状については専門家にお尋ねください。
最初から読む↓
前回のお話はこちらから↓

広告

広告

広告
広告
あとがき
感謝や思っている事をどう伝えよう、と考えている内に日が経ってしまいました。
繰り返しのお伝えになりますが、ここまで読んでくださった方々、本当にありがとうございます。
どうにもペンを動かせない日や当時のことを思い出して泣きそうになる日もあり「これは私を含め誰かの為になるんだろうか」と考える事も多々ありました。
でもその度に皆さんの温かいお言葉を読んでは励まされていました。
投稿を続けて驚いたのは「こんなにも多くの人が似たような経験をしているんだ」という事です。
そして「描いてくれてありがとう」と言ってくださる方がいらっしゃる事です。
そんな事を言って頂けるとは考えてもいませんでした。
こちらこそ、たくさんの「ありがとう」をお返しさせて下さい。
1話目にも書きましたが、私なりのグリーフケアと考え描き始めたのがこの漫画でした。
描き終えた今、以前よりも穏やかな気持ちで骨壺の前に立つ事ができています。
本編の最後にも書きましたが、いつか息子を思い切り抱きしめたいです。
あまりにも柔らかくて脆そうな息子を前にした時、私は息子の体にかけられたハンカチに恐る恐る触れる事しかできませんでした。
だから次会えた時は目一杯抱きしめたいなあ。
改めて、ここまで読んでくださってありがとうございました。
これからも日々の出来事や思う事を描いていきますので、お付き合いいただけると嬉しいです。
同じカテゴリの記事
-
前の記事
お空に行ったきみのはなし㉞ 2025.05.26
-
次の記事
解せないと思ったはなし~その5~ 2025.05.30
すべて読ませていただきました。ありがとうございます。
私は流産でしたが、不妊治療や、心臓の音がきけたこと、お腹の中で亡くなってしまったことを知った日、その帰り道、来てくれた赤ちゃんに名前(希望:のぞみ)をつけたこと・・・たくさん共感させていただき、涙が溢れました。
あれから3年、今月が命日でした。その日に知ったのですが「マイクロキメリズム」という言葉をご存知でしょうか?ご存知でしたらすみません・・・
なくなった赤ちゃんの細胞が、母体に残り続けると言われており、そのお陰で、次の妊娠にもつながる可能性があると、研究されていると知りました。
現在、生後4ヶ月となる娘を授かることができたのですが、(結婚10年目40歳でやっとこの手で抱くことができました)きっと、希望ちゃんが繋いでくれた生命なのだと感じています。また、希望ちゃんはこれからも私と一緒に生きてくれていると改めて感じることができました。
かばのきさんのお子様もきっとそうなのではないかと感じコメントさせていただきました。
うまくお伝えできずすみません(汗)
これからも読ませていただきます。
ありがとうございます。
初めまして、コメントありがとうございます。
今月命日とのこと、希望ちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
希望ちゃん、とても温かくて素敵なお名前ですね。
マイクロキメリズムですが、以前フォロワーさんに教えて頂き初めてその名前と現象を知りました。
不思議ですよね、本来なら「異物」だと判断されるはずの細胞が母親の体に残り続けるって。
私もこの話を知った時、「息子は私と一緒に生きてくれているのだな」と感じる事が出来ました。
そしてご懐妊・ご出産、本当におめでとうございます。
希望ちゃんもきっとお空から喜んで見ているのかなあと想像してしまいました。
その合間でも、お空で私の息子と遊んでくれていたらいいなあ*^^*
sayapisoraさんとご家族皆さまの日々が穏やかである事をお祈りしております。
コメントありがとうございました!