ちょっと乱暴な男の子のはなし④

ちょっと乱暴な男の子のはなし④

前回のお話はこちら↓

ちょっと乱暴な男の子のはなし③

はじめから読む↓

ちょっと乱暴な男の子のはなし①


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なんて事ない、なんて事はない

男の子の甲高い声は本当に甲高く、お母さんが園庭に連れ出してもまだ扉越しに聞こえてきて、力いっぱい投げられた積み木はその男の子のお母さんの顔の真横のガラスに激突していました。

正直、ものすっごく大変そうです。

そういう時、周りの親御さん達は遠巻きに眺めていて、玩具を貸してもらえず泣くこつぶを連れて一旦その子の傍を離れた時に「いやだったね、大丈夫だよ~」とこつぶに対して声をかけられた事もあります。
こつぶの事はもちろん、私の事も気遣ってくれているんだろう言葉です。

でもその男の子のお母さんにその言葉が聞こえていたとしたら、私にとっての優しい言葉はすごく鋭利なナイフのような言葉だったと思う。

笑って誤魔化したその時のことを、今でもたまに思い出してはどうするのが正解だったかなあと考えます。

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